いざというときの防災知識

JSAA認定プロテクティブスニーカーとは安全靴?A種・B種の違いは

2021/03/23
 
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過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

JSAA認定A種のプロテクティブスニーカーとは安全靴?作業靴?

JSAA認定A種の安全靴、プロテクティブスニーカーとはなにか、JSAA規格の「A種」と「B種」の違い、人気のミズノオールマイティシリーズLSの口コミ評価なども解説します。

プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)とは、公益社団法人日本保安用品協会制定のJSAA規格で定められた安全性能や耐久性を備える作業靴の総称です。

安全靴という名称で通販などで販売されていることもありますが、正確には安全靴ではなく作業靴なんですね。

プロテクティブスニーカーも安全靴も、おもに足のつま先を守る靴ですが、プロテクティブスニーカーはjsaa規格、安全靴はjis規格というように、規格そのものに違いがあるためです。

jis規格とjsaa規格の違いはこちらでくわしく解説しているので参考にしてください。

かんたんに説明すれば、プロテクティブスニーカーは安全靴ほどの性能がなくてもいいという現場(普通作業や軽作業)で使われるものです。

また、軽くて疲れにくいという性能の良さから、ふだん履きとして使っている人もいます。

プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)のJSAA規格・A種とB種の違い

プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)のJSAA規格「A種」と「B種」の違いについて解説します。

プロテクティブスニーカーのJSAA規格には、普通作業用の「A種」と軽作業用の「B種」があります。基本性能としてのつま先保護性能や表底のはく離抵抗基準により分けられていて、A種とB種では大きな違いがあるんですね。

「A種」の普通作業用とは、一般的に貨物運送・運搬業をはじめ、清掃作業分野等の通常作業に適しています。

「B種」の軽作業用とは通常作業の中でも軽量物を扱う作業、一般事務用、看護・介護シューズ、厨房や食品加工作業用に適しています。

ただし、軽量物を扱う作業といっても料理場や工場など、水や油で滑りやすい環境もあるので、そのような場合には滑りにくい靴底を選ぶ必要があります。

プロティクティブスニーカーA種・B種の基本性能の違い

JISとJSAAの基本性能比較

普通作業用「A種」 軽作業用「B種」
試験方法 安全靴JIS T 8101 S種の基準 安全靴JIS T 8101 L種の基準
耐衝撃性 70J 30J
耐圧迫性 10KN 4.5KN
表底はく離抵抗 革製・ゴム製 300N以上 革製・ゴム製 250N以上
その他 200N以上 その他 150N以上

JSAA認定プロテクティブスニーカーのA種・B種の基本性能の違いを上の表で見ていきましょう。

耐衝撃性に70Jや30Jの表記がありますが、Jとはジュールの意味。先しん部に加わった衝撃エネルギーの単位です。

これは15ポンド(約7㎏)のボーリング用ボールを胸の前に構えた位置(約1m)からつま先に落下させたときの衝撃エネルギーと同じなのだとか。心強いですね。

耐圧迫性のKNとはキロニュートンと呼ばれる単位。

耐圧迫性能を調べる試験では靴のつま先部を平行な盤にはさみ、ゆっくりと圧力をかけて潰していきます。A種に表示されている10キロニュートンは約1tの荷重に相当します。

とはいえ、これはあくまでもゆっくり潰した場合の荷重であり、1tの物体が落下してきても大丈夫というわけではないので注意が必要です。

A種・B種の基本性能の大きな違いは、A種は耐衝撃性と耐圧迫性においてB種の約2倍の性能ということになりますね。

プロティクティブスニーカーを通販で購入するときの注意点

安全靴のJIS規格には「重作業用H種」「普通作業用S種」「軽作業用L種」があります。

JSAA規格のプロテクティブスニーカーの「A種」はJIS規格の「S種」に相当し、軽作業用「B種」はJIS規格の「L種」に相当します。

ですから、安全靴と呼べそうな気がしますが、包装箱の表示そのものにJIS規格品と誤解を与えるような表示をしてはならないという決まりがあるので、メーカーからは安全靴の表示はないはずです。

とはいえ、通販販売店のなかにはプロテクティブスニーカーを「安全靴」として販売しているところもあるだけでなく、A種の規格を満たしていないような作業靴も販売されています。

プロティクティブスニーカーを通販で購入するときの注意点として、必ず「JSAA認定A種」の表示やロゴを確認することをおすすめします。

また、強力な性能を求める場合には安全靴の「重作業用H種」を購入する必要がありますね。

JSAA認定A種プロティクティブスニーカーのおすすめは

普通作業用の上位規格、JSAA認定A種プロティクティブスニーカーのなかで人気があるという点でおすすめなのが、ミズノのプロテクティブスニーカー・オールマイティシリーズ。

ミズノワーキングシューズの軽量を徹底的に追求したモデルで、ハードな現場でも疲れにくく足元をしっかり支えるというのが売りのセーフティシューズです。

JSAA認定A種プロティクティブスニーカーに認定されています。

オールマイティには幅広タイプのFF、カジュアルスタイルで普段履きにもしやすいTD、カラフルでシンメトリーデザインもあるVSなどもありますが、がっちりしていて見栄えもするLSや足首までホールドしてくれるミッドカットタイプがとくに人気です。

「マンダム丸五のプロテクティブスニーカー・エヴァンゲリオン」も人気

安全スニーカーのブランド「マンダム丸五」とエヴァンゲリオンがコラボした「プロテクティブスニーカー・エヴァンゲリオン」も人気です。

JSAAのA種認定品でありながら、エヴァンゲリオンの世界観を取り入れたワークブランド「A.T.FIELD」のプロテクティブスニーカーとなっています。

PS001E初号機パープル、2号機レッドの2種類から選べます。

ミズノプロテクティブスニーカー・オールマイティLSの価格・口コミ評価

今回はミズノプロテクティブスニーカー・オールマイティLSのC1GAをとりあげて、価格と口コミ評価について調べてみました。

オールマイティLS・C1GAは記事アップ日の価格で、8,200円(税込)が通常タイプ、ミッドタイプで9,200円(税込)ほどが安い価格帯となっています。

マジックベルトタイプと紐タイプを実際に購入した方の口コミ評価を調べてみました。

ミズノ・オールマイティLS マジックベルトタイプ 紐タイプ
マイナス評価ポイント 「asicsよりやや小さめだと感じた」

「クッションがもう少し欲しい」

「足先が狭く、履き心地が硬い感じ」

「足の甲が高い私には、靴紐をかえても窮屈だった」
支持する評価ポイント 「紐タイプより締りがよく、足にフィットする。何より軽量なのがいい」

「マジックテープなので簡単にベストフィット。軽いし、履き心地もいい」

「今まで履いた安全靴の中で一番長持ちした。次も履きたい」

「めちゃくちゃ軽い。履き心地が良く足が疲れないのが助かる」

「奥さんにプレゼントした。軽い、足が楽と感動していた」

「26.5を購入したが甲高幅広の私でもゆったりしている」

「足をソフトに包んでくれる。疲れにくい」

「ミズノ製は2足目だが、足入れ感も良く気にいっている」

マイナス評価のなかにはサイズが小さめというのもありますが、ゆったりしていると感じる人もいて、個人差はあるようです。

すべての人に当てはまるかどうかはわかりませんが、「いつも履いているスニーカーより0.5大きめくらいでちょうど良い」というレビューもあるので参考にしてください。

また、派手なカラーもあっていいという意見もありますが、派手すぎると出張があるような人は使えないという弊害もあるようです。

仕事柄も考えて、汚れが目立たない色にする必要もあるかもしれませんね。

仕事の環境に合わせて選んでみてください。

 

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