いざというときの防災知識

自治体の防災ラジオ周波数は?自動起動する緊急告知ラジオの特徴や価格

2021/05/28
 
ラジオ局の女性DJ画像
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過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

自治体の防災ラジオ周波数や自動起動する緊急告知ラジオの特徴や価格

自治体が推奨する防災ラジオの「緊急告知FMラジオ(自動起動ラジオ)」とはなにか、特徴や配布状況、周波数、価格について紹介します。

いざ災害が起きたとき、自治体の情報を知りたいのに、どこに周波数を合わせたらいいのか、わかりますか?私は今回、調べるまでまったく意識していませんでした(笑)。案外、そのような方は多いのではないでしょうか。

地震などの災害時、全国放送や住んでいる県のニュースを聞くより、自分の住む町の情報を得なければ意味がありませんよね。

そこで、まずはお住いの自治体の情報をどの周波数に合わせたらいいのか、その調べ方を紹介します。

防災ラジオ・各自治体に合った周波数を調べるには?

各都道府県にある有名ラジオ局もいいですが、地震などの災害で電気が止まってしまったなどの事態が起きたら、復旧などの細かな情報が必要です。

地元の情報を入手したいというときには、自治体に密着したラジオ局の情報が一番役に立ちます。

市役所に入った最新情報が逐一スタジオに伝達され、放送される仕組みになっているところもありますから、ぜひ調べておいてください。

自治体の周波数を調べるには、「防災ラジオ ○○市(お住いの市区町村) 周波数」で検索すると、最寄りの地域に密着したFMのラジオ局が調べられるのでやってみましょう。

防災ラジオの種類・緊急告知FMラジオ(自動起動ラジオ)とは?

防災ラジオにはいろいろな種類があり、このサイトでもニーズに合った防災ラジオを紹介してきました。

とはいえ、とくに高齢の方は生活動作に不安があり、時間もかかるため、早く情報を知りたいという要望があるようです。自治体も緊急速報を早く、正確に伝えなければなりません。

そんなときに役立つのが緊急告知ラジオなんですね。

緊急告知ラジオとは自動起動ラジオ、緊急告知FMラジオ、緊急告知受信機とも呼ばれるものです。

電源が入っていない状態でも災害の緊急信号を受信すると、受信機側の電源が自動的に入って緊急放送の受信を開始してくれます。

自治体の補助制度終了で購入の必要性も

自動起動ラジオはこれまで自治体が配布したり、補助金を出したりするケースが多く見られました。

私の住んでいる地域でも指定された機種の防災ラジオを安く購入する制度がありましたが、現在は終了。全国的にも防災ラジオに関しての自治体の補助制度は終了しているところが多いようです。

ちなみに、私の自宅では母親が高齢者割引で購入した防災ラジオが買い替えどきです。

購入して以来、母が普段使いしてきましたが、ラジオは問題ないものの、ACアダプターの配線が劣化してむき出しになってしまいました。

ACアダプターを買い替えようにも生産終了のようなので、このような場合は自前で購入するしかありませんね。

自動起動ラジオの種類・緊急告知機能がないもある

自動起動ラジオを通販販売店で購入するときに注意したいのが、自動起動ラジオと言ってもいろんな種類が販売されていること。

たとえば、ラジオ体操のように決まった時間にセットしておきたいときに使う自動起動がついているような場合。

もちろん、普段使いで使用するにはとても便利な機能ですが、緊急告知の自動起動に対応していない場合もあるので、緊急告知が第一の目的なら注意しましょう。

また、FM放送波で自動起動するのではなく、震度3以上の地震を検知して自動で鳴り出すというような防災ラジオもあります。

商品説明に「緊急告知FM」の機能があるかどうかをよく読んでおく必要がありますね。

緊急告知ラジオの価格

緊急告知に対応した自動起動ラジオの価格ですが、機種としては小型ラジオから中型ラジオまでありますが、中型ラジオのほうは在庫が少なく高価です。

たとえば、パナソニックRF-U350-Sは、普段使いも考えて家庭用コンセントで使えるAC電源コードが付属でついてきます。

記事をアップした2021年5月28日での時点での最安値は、新品で税込19,000円ほど、中古品でも税込13,000円ほど。

このほかに、地域に対応した個別の機種がわずかですが在庫にあります。

新潟市に対応した緊急告知ラジオ、兵庫県西宮市のコミュニティFM局「さくらFM」に対応した西宮モデル、芦屋モデルなどで、記事アップ日の時点で税込2,000円台から1万円ほどまであります。

在庫は小型ラジオの方が多く、価格も安くなっていますが、そのかわり乾電池やUSB経由の充電になります。

小型ラジオで価格を調べてみると記事アップ日の時点で、たとえば小型ラジオNX-W109RD A(NEXTEC)の最安値が税込5,000円ほどとなっています。

ワイドFM対応なので音質も安心。ワイドFMとはなにか?に関しては、こちらの記事でくわしく解説しているので参照してください。

自動起動にこだわらなければ、防災ラジオの種類はたくさんある

自動起動ラジオは緊急告知に特化したラジオなので、多機能ラジオとは求める特徴が違います。そして、現状では機種選びの幅も限られています。

とはいえ、自動起動にこだわらなければ幅は広がります。普段使いも考えて機能面で安心できるものを選ぶのなら日本製の売れ筋人気商品、あくまでも防災用として備蓄しておきたいなら、安くて高機能の製品という選びかたもできますね。

使うときの状況を考慮して、いろいろ検討してみてくださいね。

 

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過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

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