いざというときの防災知識

防災ヘルメットの必要性と耐用年数、選び方のおすすめや折りたたみ式は?

2020/06/26
 
防災ヘルメットの画像
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防災研究隊
過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

防災ヘルメットの必要性と耐用年数、選び方のおすすめや折りたたみ式は?

防災ヘルメットの必要性はどこにあるのか、耐熱性と耐用年数から判断するおすすめの選び方、ミドリ安全などのスタンダードなヘルメット、高機能の折りたたみ式などを紹介します。

防災ヘルメットは必要?という人もいますが、一歩外へ出れば倒壊した建物からなにが落ちてくるかわかりません。

地震から身を守るためには、まず人間の急所である頭に落下物が直撃しないように、頭を守るのが鉄則です。

あわてて外へ飛び出さないのはもちろんですが、外へ逃げるときは落ちている破片に注意しながら、ガラスや瓦などの落下物にも注意する必要があります。

また、風に飛ばされてきたものが直撃したり、地域によっては火山の噴火にも警戒する必要もあります。ヘルメットは必ず用意しておきたいものですね。

ヘルメットのほかにタオルも準備、ヘルメットがない場合は?

ヘルメットのほかに大きめのタオルも準備しておけば、さらに安全対策になります。

タオルを濡らしたら首の回りに巻いて、その上にヘルメットをかぶれば火の粉による火傷を防ぐだけでなく、落下物から首の周辺も守ってくれます。

ちなみに、防災用ヘルメットがなければ、座布団、クッション、枕などで頭を保護する必要がありますが、もし、それらもない場合には、手の平を下にして頭の上で左右から両手で覆ってください。

手の平を下にするのは頭を保護すると同時に、落ちてきたもので「手の内側の動脈を切らない」対策でもあります。

防災用ヘルメットの選び方1・国家検定に合格している

防災用ヘルメットの選び方において、押さえておきたいポイントを紹介しましょう。

ヘルメットには「飛来・落下物用」「墜落時保護用」「電気用(感電防止)」があり、それぞれ想定される危険や評価方法が異なります。

その評価を定めているのが、厚生労働省が定めた安全基準となる国家検定であり、検定をクリアしたヘルメットは「保護帽」と呼ばれます。

その証明として「労・検」のラベルが貼られています。

防災用ヘルメットは、物の飛来や落下による危険を防いだり、軽減させたりする機能の「飛来・落下物用」を選びましょう。

具体的には以下の2つの試験に合格しているヘルメットです。

衝撃吸収性試験

人頭模型にヘルメットを被せて半球(5㎏)を1mの高さから落下させる。このとき、加わった最大衝撃荷重が4.9kN(約500kgf)以下で合格。

耐貫通性試験

人頭模型にヘルメットを被せて3kgの円錐(先端角度60度)を1mの高さから円周100m内にヘルメット頂部を中心として落下させる。円錐の先端が人頭模型に接触しなければ合格。

条件を確認してみると、衝撃そのものがなくなるわけではないですね。実験よりも重い物が落下した場合には被害はずっと大きいわけですから、必要最低限の安全基準と考えるべきでしょう。

選び方2・耐熱性と耐用年数の長いもの

ヘルメットはプラスチック製ですが、商品によって素材(種類)が違います。

素材にはFRP製(ファイバー・レインフォースド・プラスチック)、ABS製(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PC製(ポリカーボネート)、PE製(ポリエチレン)があります。

防災ヘルメットの素材と特徴

耐熱の性質 素材 特徴 耐熱温度 耐用年数
熱硬化性 FRP製 繊維強化プラスチック 150~180℃ 5年
熱可塑性 ABS製 剛性が高く弾力があり、割れにくい 70~100℃ 3年
PC製 耐衝撃性はABSの5倍 120~130℃
PE製 有機溶剤など薬品を使う環境に強い 70~100℃

熱によって硬くなる性質が「熱硬化性」と呼ばれるもので、FRP製だけがそれにあたります。

また、熱で軟らかくなってしまう性質は「熱可塑性(ねつかそせい)」と呼ばれ、そのほかの3つが当てはまります。

災害時には火事も起きやすいため、火災現場でヘルメットが溶けてしまうと、頭部の火傷や損傷に繋がりやすくなります。

そのため、なるべく耐熱性の高いFRP素材を使用したヘルメットを選ぶことがおすすめです。

耐熱温度も150~180℃と一番高く、耐用年数の目安も5年なので長く保管しておけます。火災だけでなく火山の噴火にも安心ですね。

どの素材のヘルメットでも注意するべき点とは

ただし、どの素材のヘルメットでも、注意したい点があります。ひとつめは、一度でも強い衝撃を受けた場合、性能が大幅に低下するため、すぐに交換するように推奨されていること。

また、本体の耐用年数は長くても、「着装体」と呼ばれるヘルメットのハンモック、ヘッドバンド、あご紐の交換目安は1年と短いので注意が必要なんですね。

おすすめはミドリ安全などの「折りたたみ式・高機能防災ヘルメット」

これまで紹介してきたように、おすすめ防災ヘルメットは耐熱性、耐用年数の高いFRP素材を使用したヘルメットが安心です。

このタイプはミドリ安全、TOYO(トーヨーセフティ)、タニザワといったメーカーで作られているヘルメットです。

やはり、安全衛生に関連する用品・機材のメーカーは、高機能のヘルメットがスタンダードタイプから折り畳み式の高機能ヘルメットまでいろいろ販売されているんですね。

やはり、安全衛生に関連する用品・機材のメーカーだけに、高機能のヘルメットがいろいろ販売されています。

いちばん上で紹介しているのが、FRP素材を使ったスタンダードタイプで、シールドで顔を覆うことによって側面から飛んでくる物も防ぎます。

シールドがヘルメットに収納されるので保管の邪魔にもなりません。口コミ評価の中には草刈り機での作業時に使っている人もいるようですね。

頭頂部に近い通気孔がムレを軽減してメーカーの解説では、従来品よりも約3度温度を低減しているとのことです。

収納しやすさで売れているおすすめのヘルメットは、ミドリ安全の「フラットメット(Flatmet)」。折りたたみ防災ヘルメットで、たたんだときに業界最薄という3.3cmというコンパクト設計なんですね。

職場で保管するのに机の中にしまっておいても邪魔にならないということで、人気のようです。

こちらは素材がPP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)からできていますが、国家検定合格品です。

子ども用にはさらに安全なおすすめヘルメットがあります。髪の長い女性にも役立つ「しころ付き」ヘルメットの詳細はこちらを参考にしてくださいね。

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