防災ヘルメット子供用は女性にも安心、「しころ付き」人気の理由とは
防災ヘルメット子供用・女性にも安心人気「しころ付き」の理由とは
防災ヘルメット子供用では、女性や家族でも使える「しころ付き」が人気となっています。
「しころ付き」とはなにか、口コミ評価を紹介する前に子供用の防災ヘルメットを選ぶときの注意点などを解説します。
お急ぎの方は後半に「しころ付き」の解説がありますので、飛ばしてお進みください。
もくじ
防災ヘルメットの子供用を選ぶときには、大人用と同じように日本の国家検定合格品、さらに熱に強い素材で耐用年数の長い商品を選ぶようにしましょう。
国家検定合格品、熱に強い素材、耐用年数に関しては、こちらの記事でくわしく解説しています。
子供用防災ヘルメットを選ぶときの注意点
災害時には両手に物を持ちながら移動することも多くなります。
手がふさがっていて不安定な姿勢のときや、頭を傾けた体勢を取ったときなどは、ヘルメットの紐がゆるんでいると外れやすくなりますね。
そこでヘルメットを選ぶときは、衝撃吸収機能とともにあご紐がついていてサイズ調整ができるものを選びましょう。
状況次第で防塵マスク・シールドも併用
地震で建造物が倒壊している場合には、あたりにアスベストを含んだ粉塵が舞っている可能性があります。
古い建物に使われているアスベストの繊維は、目に見えないくらい細くて軽いため、飛散しやすい特性があります。
アスベストは呼吸器官を通って容易に肺へと侵入。体内に蓄積すると呼吸困難などの障害を引き起こし、最悪では死に至るケースもあるんですね。
この粉塵は長期間倒壊現場にとどまるため、過去の大きな地震では多くの住民が苦しめられました。
通常のサージカルマスクではこのアスベストを防げないため、防塵マスクが必要です。また、風が強かったりしている状況ではシールドで顔面や目を保護することも必要になってきます。
緊急時や夜間にはホイッスル・ヘッドランプも併用
瓦礫の中に閉じ込められてしまったときや夜間には、自分のいる場所を伝えることができるホイッスルもいっしょに持っておくと安心です。
また、夜間に移動しなければならない場合には、ヘッドランプを取り付けられるヘルメットならまわりの状況や足元を照らしたりできます。
ヘルメットが届いたら必ずつける練習をする
防災ヘルメットの口コミにはこんなコメントもあります。
「地震速報を聞いてあわててヘルメットを付けようとしましたが、その際にこわくて震えてしまい、上手く顎のヒモを付けられませんでした」
大人でも動揺するのですから、子どもではなおさらですね。緊急時にはまわりの助けも得られず、ひとりで紐を結ばなければならない状況になるかもしれません。
届いたらすぐに練習しておくと安心ですね。
防災ヘルメットの折りたたみ式・子供用で選ぶには迷う人も
子供用防災ヘルメットでも折りたたみ式のものがあります。
防災袋の中に入れておけるので、管理もしやすくて便利ですが、このあと紹介するように、いざというときにひと手間かかるのが心配という口コミもあります。
お子さんがまだ小さい場合、パニックになってしまうことも考えられます。
自分で組み立てなければならない状況も想定して、ひとりでうまくできそうにないなら折りたたみ式は避けるほうがいいかもしれません。
防災ヘルメットの子供用で人気の「しころ付き」、髪の長い女性にも
楽天で調べてみると、防災ヘルメットの子供用で人気なのが「防炎カバーしころ付き防災ヘルメット」。
「しころ」とは漢字で錣や錏と書きますが、 首から襟を防御するものであり、兜や頭巾の鉢の左右・後方につけて垂らして使います。
消防士さんの防火ヘルメットのまわりについているあの覆いですね。
人体で一番炎が燃え移りやすいのは髪の毛なので、炎や火の粉から髪の毛を防ぐために覆いをしているわけです。
この消防士の防火ヘルメットを参考に開発された防災ヘルメットなので、髪の長い女性も安心です。
「しころ」の素材はアルミコーティングポリエステルで、防炎協会認定の布。
火の粉などが付着しても燃え広がるのを防ぎます。必要がないときには取り外しもできます。
ヘルメットはABS樹脂素材で国家検定合格品。落下物の衝撃にも安心ですが、メーカーによれば防炎防火耐火耐熱性能はないとのこと。
つまり、火災現場に長くとどまるのではなく、あくまでも災害時の緊急避難防護用品としての使い方をしてほしいという意味ですね。
楽天人気でおすすめ「防災ヘルメット防炎カバーしころ付き」の価格・口コミ評価は
楽天で人気のおすすめ「EM5型防災ヘルメット防炎カバーしころ付き」の安い価格帯は今日現在3,700円ほど。
実際に購入した方の口コミ評価を調べてみました。まずはマイナスポイントとなる点をあげてみます。
「しころを取り付けた後にかぶってみたら周りの音が聞こえづらく、自分が喋った声が大きく聞こえてしまう。しころが左右の視界を遮ってしまうという弱点も見つかった」
「災害時とはいえ、人に見られた時に恥ずかしい」
「被ってみると、私にはちょっと少し大きめでグラグラ。中のプラスチックも痛かったので薄手のタオルを挟んで解消」
「ヘルメットのひさしがもう少し長いとより安心。メガネの方や鼻が高いとギリギリのライン」
たしかに音が聞こえずらいのは弱点ですね。いざというときの見た目はしかたないかもしれません(笑)。
大きさが合わない、被ると痛いというときには「タオルをはさむ」という口コミは参考になりますね。
支持するレビューは以下の通りです。
「別世帯の高齢の母にプレゼントしたら、枕元に置いて寝てくれてます」
「首元を守れるのは普通の防災ヘルメットよりも安心度が上がります」
「消防分団に所属していたので、しころの重要性が分かったいた。家族分購入した」
「とっさの事態でパニックになるとき、折り畳み式を広げる行動は私にはできないように思えたのでこちらを購入」
「防災専用ではいつ出番があるか分からないので、畑の枯草焼や町内一斉芝焼きの時に使うことを考えている」
「私は髪が長いので、火災時に燃え移らないように、あごの下のベルトにヘアゴムを結びつけた」
女性の方は「あごの下のベルトにヘアゴムをつける」というのは役立つ情報だと思います。
ちなみに、この商品はしころの部分に名前や血液型などの個人データを書き込んでおくことができるので、怪我など救急用のときに提示できます。
別途、個人データの書類を用意しておけば紛失したときの控えにもなりますね。