防災用の水に浮くリュック・種類と災害時の非常用として選び方とは
防災用の水に浮くリュック・種類と災害時の非常用として選び方とは
防災用の水に浮くリュックにはいくつかの種類があります。災害時、非常用のリュックとしてどのタイプにするべきか、その選び方を解説します。
水に浮くリュックの種類には防水タイプと防水ではないタイプがあります。
もくじ
いずれも水に浮くという設計なので大容量ではありません。そのため、一般に購入された方の口コミ評価を見てみると、お子さん、高齢者用に購入している方が多いようですね。
つまり、大容量のリュックはほかの人が背負い、大事なものはそちらに重点的に入れてあるので本人はあまり持たなくてもいいという条件の人向きということです。
あるいは、海・川の近くに住んでいる場合。水難から素早く移動したい、流されたときに安心感をもちたいという人が購入されています。
とはいえ、水に浮くリュックの高級品もあり、自動で水を感知して空気が入るというハイテクタイプもあるのでいっしょに紹介していきましょう。
防水タイプ、防水ではないタイプのメリット・デメリット
防水タイプ、防水ではないタイプ、どちらを選ぶべきかは、家族の人数、年齢、住んでいる環境によって持ち出すものが変わってくるので、どちらがいいとは言えません。
水難の心配がなく、雨だけしのぐなら、防水でなくても安全な建物内に入れば問題ありませんよね。
防水タイプ、防水ではないタイプのメリット・デメリットを参考に、判断の基準としてください。
メリット | デメリット | |
防水タイプ | ・リュックの中身を守る
・給水バッグ(ウォータータンク)にも使えるタイプがある |
・浮力材や空気の空間が必要なため、全体の容量が少なめ
・空気を入れるタイプは時間がかかる |
防水ではないタイプ | ・防水タイプよりも容量は大きい | ・中身の食糧や防災用品が濡れる
・水を吸うと重量が増える |
水に浮くリュックの仕組み
水に浮くリュックの仕組みはリュックに浮力材が入っているタイプが基本です。
このほかに、リュックが二重構造になっていて、外側に空気を入れて膨らませるタイプもあります。
このあとで紹介しますが、リュックとセットになっているライフジャケットに空気を入れるタイプもあります。
ちなみに、「HIHウォーターハザードバッグ」は福島で東日本大震災を経験したメーカーが、そのときの経験をもとに作った防水リュックセットです。
安い価格帯では?単品を選びたいときには?
今日現在の安い価格帯も調べてみました。リュックの前に防災用品をいろいろ購入済で、リュックは単品でいいという方も多いですね。
セットになっているのが多いですが、「浮くリュック」ではほぼ単品を選べます。防災用頭巾とホイッスルは付属してきますのでご注意くださいね。
商品名と安い価格帯 | 「浮くリュック」 税込5,000円ほど |
特徴 | ・防水ではない ・防災頭巾も付属 ・約80kgまで水に浮く ・ほぼ単品も選べる |
浮く仕組みは? | リュック各部に浮力材EVA発泡剤を配置 |
容量 | ・W(幅)30×D(奥行)13×H(高さ)41cm ・約750g |
商品名と安い価格帯 | ライフラクトリュックLサイズ 税込7,300円ほど (オーシャンライフ) |
特徴 |
・防水ではない ・浮力は荷物含めて体重100kgまで ・セットのみ |
浮く仕組みは? |
背面と底面に浮力パットを装備 |
容量 |
・高さ約45×巾約40×厚み約30㎝ ・約1.5kg |
商品名と安い価格帯 | HIHウォーターハザードバッグ
税込9,000円ほど(ヒカリネット) |
特徴 | ・防水バッグ ・給水バッグにも使える ・セットのみ |
浮く仕組みは? | 二重構造の外側に空気を吹き入れて使用 |
容量 | ※使用時 ・直径19cm×高さ45cm ・約2kg |
ハイテク仕様ならTSUNA GUARD(ツナガード)
これまでに紹介してきたリュックよりも高級品で、水の危険からの心配もできる限り少ないというのが「TSUNA GUARD(ツナガード)」。
ライフジャケットタイプとリュックの組み合わせにより、水に浮くという仕組みになっています。
価格は高くなりますが、炭酸ガスボンベ内臓で水を感知して自動で膨張する「自動膨張式」のほか、浮力体入りのライフジャケットで水に浮く方式もあります。
また、子ども用、大人用など体のサイズに細かく対応、デザイン的にもすっきりしているのが特徴です。
自動膨張式ライフジャケットタイプ | ||
特徴 | ・水を感知、自動で膨張 ・炭酸ガスボンベ内臓 ・ガスボンベなどは3年を目安に交換 ・セットのみ |
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子供用 28,000円+税 |
スタンダード型 H49×W24×D17cm ・約1.6kg ・耐荷重80kg |
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大人用 30,000円+税 |
スタンダード型 H58×W31×D24cm ・約1.45kg ・耐荷重200kg |
トート型 H58×W34×D20.5cm ・約1.5kg ・耐荷重200kg |
固型式ライフジャケットタイプ | |
特徴 | ・浮力体入りで水に浮く ・着水時、頭部を浮かせる ・リュックとライフジャケットの個別使用もできる |
子ども用 13,000円+税 |
きんちゃく型リュック H70×W43×D21cm ・約0.8kg ・耐荷重80kg |
大人用 14,000円+税 |
きんちゃく型リュック H80×W47×D27cm ・約1kg ・耐荷重115kg |
固型式ダウンベスト風ライフジャケットタイプ | ||
特徴 | ・頭部まですっぽりのダウンベスト風ライフジャケット ・ダウンベストが浮力体入りで水に浮く ・リュックとライフジャケットの個別使用もできる |
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24,000円+税 | スタンダード型Mサイズ H83×W58×D28cm ・約1.62kg ・耐荷重85kg |
トート型Mサイズ H83×W58×D24.5cm ・約1.67kg ・耐荷重85kg |
スタンダード型Lサイズ H85×W62×D28cm ・約1.65kg ・耐荷重95kg |
トート型Lサイズ H85×W62×D24.5cm ・約1.7kg ・耐荷重95kg |
TSUNA GUARD(ツナガード)は商品の種類も多いので、ちょっとわかりづらいですが、画像で見るとよくわかるので販売店をチェックしてみてくださいね。
あなたの住む地域でいちばん心配な災害に合わせ、家族構成や健康状態も考えて、適切なリュックを選んでみてください。