いざというときの防災知識

家庭の防災対策・災害時なくて困ったもの、本当に必要なものとは?

2020/02/15
 
トイレの手洗い所の画像
この記事を書いている人 - WRITER -
防災研究隊
過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

家庭の防災対策・災害時なくて困ったもの、本当に必要なものとは?

家庭でできる防災対策として、今回は災害時なくて困ったもの、困ったこと、本当に必要なものに関して、経験者の体験談を調べて多く見つかった事例を紹介します。

実はこれらは今までに何度も注意するように言われていることですが、備えていなかったり、あるいは備えた量が足りなかったりという問題に直面する人が多かった点なんですね。

つまり、このくらいで大丈夫だろうという思い込みから判断をまちがって、いざというときに非常に困ってしまったという例です。

ぜひ参考にしていただいて、災害時の準備に役立ててくださいね。

災害時に困ったこと

災害のうちでも地震が起きたあとに、いちばん困ったことの多くがライフラインに関わる以下の点です。

断水で水の確保に苦労する

家庭での防災対策として、3日間の飲料水くらいの備蓄は必要と言われますが、断水になって困るのがトイレを流すための水が足りなくなることなんですね。

それ以外にもたった3日間でも生活用水として必要な水の量は、私たちの想像を上回る量です。手洗いによる洗濯も含めたら、お風呂にためた水の量くらいは必要になってきます。

浴槽に貯めた水

また、飲料水に使うための給水車が来てくれても、重いポリタンクを抱えて何度も給水車を往復しなければなりません。

灯油の20リットル用を持った経験のある方ならわかると思いますが、大人の男性でも苦労する重さです。お年寄りやお子さんでは運べないので、家庭での備蓄からしっかりしておきましょう。

停電や計画停電で電気が使えない

災害当日の停電だけでなく、その後の計画停電もあります。

テレビが使えないためにラジオが必要になり、夜間には懐中電灯が欠かせません。

ところが、長時間の停電で電池切れになったり、予備の電池が長期間の保存で液漏れしていたりして使えなくなってしまうケースがあります。

明かりの代用に仏壇のろうそくをお皿の上に何本も立ててしのぐ人もいますが、以前にはそのろうそくが倒れて火事になるという二次災害も発生しています。

また、オール電化住宅の場合には、停電したときにガスコンロがないとお湯も沸かせなくなります。

このほかにも電気を使う暖房器具の場合にはまったく使えなくなり、毛布やホッカイロといったものでしのがなければなりません。

また、意外な盲点として、スイッチを入れるのに電気を使うガス床暖房、ガレージの電動シャッターの開閉、石油ファンヒーターも使えなくなりますので注意が必要です。

スマホを使い慣れている人はスマホが情報源となりますが、充電できなくなれば使えなくなります。

スマホや携帯が繋がらない、連絡できない

ふだん、スマホや携帯電話で連絡を取り合っている人は多く、それができないという状況に大きな不安を感じる人も多いですね。

災害時にスマホや携帯だけでなく、固定電話もつながりにくくなる理由は、災害で基地局やケーブルが破壊されたり、停電が起きたりすることが考えられます。

公衆電話の画像

また、回線を利用する人が増えるためにつながりにくくなったり、通信データ量が規制されるというケースもあるようです。

こんなときに頼りになるのがネット接続や公衆電話です。くわしくはこのあとに解説します。

災害時本当に必要なものから順に防災対策をしよう

災害時には食料の確保ができない、ガソリンの給油に長蛇の列ができるなど、数々の問題はありますが、まずは災害時に本当に必要なものから順に防災対策をしていきましょう。

十分な水の確保と同時に水を使わないで済む準備を

飲料水は長期保存できるものを

スーパーやコンビニなどで売っているミネラルウォーターは保存期限が2年くらいの商品も多いですが、防災用保存水には5年や10年といった長期保存できる水があります。

高温加熱による殺菌処理回数を通常のミネラルウォーターよりも多くしているために、長期保存が可能なんですね。

お風呂に水を貯めておく

飲料水とは別に、生活用水としてお風呂に水をためておくか、日頃から使ったお風呂のお湯をすぐに落とさないようにしておきましょう。

飲み水には使えませんが、洗濯やトイレに使えて便利です。

また、食事のときにお皿にラップをかけて盛り付けると、洗わなくて済むので水がいりません。

ポリタンクを準備しておく

ポリタンクがあれば生活用水が備蓄できて、使ったら給水車に出向いて給水を受けられます。

ただし、1日何度も給水車を往復しなければならないケースも多く、一般的な20リットルの容量では相当な重さになるので持ち運びには注意が必要です。

ポリタンクがたいへんなら、空になった2リットルのペットボトルで小分けにして水道水を溜めておきましょう。

停電のための充電機器や代用品を用意しておく

ソーラー充電や手動発電機器を用意しておく

ソーラー充電できるランタンや手動で発電するラジオなどがあります。

LEDライトがついていてラジオやスマホ・携帯の充電器を兼ねられるタイプも重宝します。このほかにポータブル充電器があれば心強いですね。

ガスコンロや石油ストーブ

とくにオール電化住宅では、いざというときのためにカセットコンロや、電化製品に代わる石油ストーブも用意しておく必要があります。

古い毛布やタオルケットも保存しておく

冬の災害では暖房用に毛布やタオルケットが必要になります。古くなった毛布やタオルケットも保存しておくと役に立ちます。

スマホや携帯以外の連絡手段を使う

連絡しやすい公衆電話を使う

災害時に電話が込み合うと通信規制が行われる可能性がありますが、公衆電話は規制の対象外です。

また、電話回線を通じて電力の供給を受けているので停電時でも電話をかけられますから、近くにある公衆電話の場所を確認しておきましょう。

大規模災害で広域停電となったとき、公衆電話の通話が無料となる場合もありますが、いちばん連絡したいときは地震直後ですからおそらく有料のままのはずです。

公衆電話はふだん硬貨もテレホンカードも使えますが、停電時はテレホンカードは使えず、硬貨だけなので注意してください。10円玉をかき集めて出かけましょう。

ネット接続を利用する

スマートフォンを使う場合、災害時には音声通話よりもネット接続のほうがつながりやすくなります。

これはSNSやメールならデータ通信量も少ないからなんですね。災害時には役所や店舗で無料Wi-Fiが提供されることもあるので確認しておきましょう。

災害用伝言ダイヤル171を使う

災害用伝言ダイヤル171とは、NTTが提供している災害時にだけ使える連絡手段です。

地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。

171をダイヤルしたら利用ガイダンスに従って、伝言の録音・再生をすることでメッセージを伝え合うことができます。

災害用伝言ダイヤル(NTT東日本)

災害用伝言ダイヤル(NTT西日本)

災害に備えていたつもりでも、実際には予備が足りなかったり、災害の規模によっては予想外の出来事が起きたりしてとまどう場面も少なくありません。

せっかくの備えを活用できるように、電気が止まったときになにが使えるのか、なにが使えなくなるのかをチェックして、最低限の準備だけは万全にしておいてくださいね。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
防災研究隊
過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

Copyright© 家庭の備えと防災対策 , 2020 All Rights Reserved.

Translate »