防災段ボールベッドの特徴や価格・避難所の災害用、キャンプや普段使いに
防災段ボールベッドの特徴や価格・キャンプや避難所の災害用、普段使いに
近年の防災用段ボールベッドは耐荷重が120kgというように強化された頑丈なタイプが販売されています。
カッター・ガムテープを使わずにだれでも簡単に組み立てが可能というタイプが多く、5分から10分程度で完成します。
もくじ
そのため、避難所の災害用だけでなく、単身赴任や引っ越しの多い人、短期間だけ使いたい人、日常の介護用、急なお客さんの宿泊用、キャンプというように幅広く人気なんですね。
今回はこれらの段ボールベッドの価格や特徴を紹介していきましょう。
被災地における避難所では「雑魚寝」が健康悪化に
これまで日本の被災地における避難所では、「非常時は不便が当然」という考えかたから搬避難した人がタオルなどを床に敷いて寝る「雑魚寝」があたりまえのように行われてきました。
しかし、これは世界的に見ても珍しく、グローバルスタンダードといえば簡易ベッド。
体育館などの硬い床にじかに寝ると寝返りも打ちにくく、長時間同じ姿勢でいるためにエコノミークラス症候群を発症するケースがあるため、その予防といった理由があります。
また、ほこりの吸引による呼吸器疾患の防止のため、呼吸器系の分野では患者を30センチ以上床から上げる事が推奨されてもいます。
つまり、「雑魚寝」は健康悪化につながる可能性があるわけで、コスパのいい段ボール製ベッドは健康面からも注目されているわけです。
災害発生時に自治体に段ボールベッドを届けるレンゴー
段ボールベッドではレンゴー株式会社が知られています。
レンゴーは災害発生時に自治体などからの要請を受け、避難所に段ボールベッドや間仕切りなどを緊急支援物資として届けている会社。
ただし、今日現在、Amazonなどの通販で段ボール販売はしていますが、一般向けには段ボールベッドの販売はしていないようです。
また、すべての自治体に対応しているわけではないので、こちらをチェックしてみてください。
段ボールベッドの選び方と価格
段ボールベッドの選び方では、商品説明のページから以下を選ぶ基準としましょう。
・組立時と収納時のサイズが、使う場所や保管場所に合っているかどうか
・組立てたあとの耐荷重が、乗る人に合っているかどうか
・高齢者や女性、子どもの場合に、収納時の重量は持ち歩けるかどうか
・ベッド下に荷物が置けるかどうか
さらに、ある程度の期間使うことを考えたら、使い始めてからの実際の使用感を口コミ評価からチェックするといいですね。
あくまでも記事アップ日の価格ですが、段ボールベッドの通販では「タカオカの楽々ベッド」の税込6,600円ほどが安い価格帯で、高級品では37,000円ほどの商品もあります。
価格が高くなるほど段ボールの質が高くなり、37,000円のものでは耐荷重が10トンで耐水性も高いといった特徴が見られます。
組立て式「タカオカの楽々ベッド」の特徴と価格
先に紹介した株式会社タカオカの「楽々ベッド」シリーズは、段ボールのフックをひっかけてベッドを分割して組み立てておき、最後に全体を連結するという段ボールベッドです。
このあと紹介する伸縮タイプの組み立て式よりも若干手間はかかりますが、慣れれば5分ほどあれば完成します。
組み立て方法の動画解説がありますので、同社ホームページを参考にしてください。
タカオカの楽々ベッドシリーズでは「楽々ベッド2」の通販価格が今日現在、税込6,600円ほど。価格が安いからか、品薄なのでご注意ください。
伸縮する蛇腹を伸ばして完成「ニュー簡太くん」の特徴と価格
伸縮タイプの組み立て式で簡単に作れるのが、株式会社光永「ニュー簡太くん」のシリーズです。
ベッド下が蛇腹になっているタイプで、この伸縮部分を広げて伸ばして2箇所をストッパーで止めたら、天板を載せるだけで完成するんですね。
「ニュー簡太くんII」の組み立て時間は、メーカーの説明ではなんと箱を開けてから約30秒。
初めての方はもっとかかると思いますが、蛇腹部分が組立済みなので手早くできるという点では高齢の方にも扱いやすい段ボールベッドになっています。
ニュー簡太くんシリーズは記事アップ日の通販価格ですが、税込9,400円から1万円ほどが安い価格帯となっていて、簡太くん用の間仕切りも別売されています。
「ニュー簡太くん」のくわしい組み立て方法や強度については、同社のホームページの動画を参考にしてください。
このほかにも段ボールベッドはいろいろあります。使う場所や目的に合わせて、間違いのない商品を選んでくださいね。