警察庁が定めた110番の日とは?イベントや広報用標語、イラスト情報
警察庁が定めた110番の日・イベントではどんなことをやるの?
110番の日とは110番の適切な使用を推進しようと、1985年に警察庁が定めた記念日です。
日付は語呂合わせで決められていますが、このほかにも日本の緊急通報用電話番号の記念日には118番の日、119番の日があります。
「110番の適切な使用を推進」とありますが、これは電話をかけるときの心がけ、まだ犯罪や事故が起きていない場合は110番にかけないなど、110番の正しい利用法の普及が目的なんですね。
もくじ
「110番の日」のイベントはおもに警察署員による防犯の呼びかけ、110番通報する際の注意点が確認され、110番の模擬通報体験ができる場合もあります。
「けんかの現場を目撃した」「交通事故に遭った」「ひき逃げを目撃した」など、さまざまなパターンの通報を体験できるので、もしものときには安心ですね。
このほか、野球選手やタレントさんなどが一日署長などになってPR活動が行われる場合は、ライブ、トークショー、サインなどのプレゼントがもらえる場合もあります。
「110番の日 イベント」にお住いの市町村名を加えて検索すると、情報が出てきます。
110番をする際の注意点
110番をする際の注意点として、電話をかけるときの心がまえがよく確認されます。各種事件や事故などを早期解決するために、「いち早く・いそがず慌てず・冷静に」というのが電話のやりとりでの基本。
気を落ち着けてから電話をかけて、警察官の方の質問に答えましょう。
「いつ」
「どこで」
「何が」
「犯人は」
「負傷者は」
「あなたの住所、氏名は」
屋外や通りすがりの場所から連絡するときには、あらかじめ目印となる建物や電柱の看板、信号機、自動販売機などをチェックしておき、伝えられるようにしておきます。
ちなみに、自動販売機には防犯カメラ内蔵タイプも増えていて、本体には設置場所の住所も表示されているので、居住エリアを特定する大きなヒントになります。
とはいえ、撮影した写真をSNSにアップしてしまうと、住まいや職場のエリアなどが特定されてしまうケースがあるので、気をつけたいですね。
また、電話をかけたあともそのまま終わりではなく、どんな連絡が入るかわかりませんから、しばらくは現場を離れず、スマホの電源も切らずにおいたほうがいいでしょう。
私も以前、街の路上で10人ほどの人が殴り合いのケンカをしているのに出くわしたので、慌てて交番に駆け込んで通報したことがあります。
すると、「ああ、さっきのアレね、大丈夫です。ありがとうございます」とあっさりした反応が返ってきました。
どうやら、もうとっくにだれかが通報していて捜査は始まっていたようでした(笑)。通りすがりでは、こんなこともありますよね。
相談は110番ではなく#9110へ
110番通報のうち約3分の1は緊急を要しない相談・照会が占めているとも言われています。そのような電話が多いと110番通報がつながりにくくなり、緊急な事案に対処できなくなるおそれがあります。
まだ犯罪や事故は起きていないけれど、ストーカーやDV・悪質商法など警察に相談したいことがあるときには、「警察相談専用電話#9110」を利用しましょう。
落とし物や運転免許証の更新手続きなどの問い合わせは、最寄りの警察署、交番、駐在所です。
また、いたずら電話は本来の緊急を要する事件・事故の受付ができなくなるだけでなく、業務妨害・軽犯罪法違反などの罪になりますからやめましょう。
「110番の日」には広報用の標語募集もある
各都道府県の県警などによる「110番の日」広報用の標語コンクールもあります。公開が多い沖縄県の優秀作品をあげてみると、ざっと以下のようなものがあります。
「美ら島の笑顔を守る 110番」作・安次嶺こころさん
「守ります あなたの安全110番」作・村田かおりさん
「この島の 安全守る 110番」作・伊藤蓮さん
「110番 あなたを守る 合言葉」作・安室智陽さん
「みんなが安心 正しく使って 110番」作・古波蔵さん
110番の言葉を入れるのが基本ですね。奇抜な用語を使うのではなく、だれにもわかりやすい内容で伝えるのがいいかもしれません。
ポスターやイラストを作るならどうする?
施設などでポスターを作るときには、無料で写真やイラストが使えるサイトもあります。
本サイトでも使わせていただいていますが、便利なのでこちらをチェックしてみてくださいね。「110番」「電話」「緊急」などの検索ワードでいろいろ見つかります。