いざというときの防災知識

災害時のウォータータンク(ソフトタイプ)選び方のおすすめ・注意点

2020/12/18
 
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過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

災害時のウォータータンク(ソフトタイプ)選び方のおすすめ・注意点

災害時に使うウォータータンク(ソフトタイプ)を選ぶときの注意点やおすすめ商品を紹介します。

ウォータータンクは家族の人数によって必要とする容量が違ってきたり、災害時だけでなくキャンプなどのアウトドアでも使ったりするなら、商品選びが変わってきます。

災害時だけに使うならコンパクトに折りたたみができて収納に便利な「ソフトタイプ」、キャンプでも使うなら耐久性のある「ハードタイプ」が一般的にはおすすめです。

また、災害時に給水車から水の配給を受けるときなど、容量は少なめですが「ソフトタイプ」の背負い式リュック型給水袋を使うという方法もあります。

背負い式リュック型給水袋の解説はこちらにあります。

折りたたみ可能なソフトタイプは住まいの環境で選ぶ

折りたたみ可能なソフトタイプは10L・15L・20Lが主流です。

手さげの水袋、背負い式リュック型給水袋、20L以上では持ち手のついたタンク型が一般的なんですね。

水袋や給水袋で10Lを運ぶとなると成人男性でもけっこうたいへんですから、女性や高齢者ならもっと容量を下げる必要があります。

タンク型なら台車やカートがあればラクに運べますが、自宅から給水車のある場所までに瓦礫があったり、急な坂道が続いていたりするとかえって苦労します。

このようにそれぞれのデメリットと住まいの環境を考えて、どのタイプにするのか選ぶ必要がありますね。

ソフトタイプを選ぶ人の基準で多いのが「ふだん使わないので、災害時以外には小さくたたんで備蓄棚に収納しておきたい」ということです。

ソフトタイプを購入するときの注意点

とはいえ、災害時になるまで使わないわけですから、そのときにならないといい商品なのかどうかわからないというのが困ったところ。

ですから、商品のレビュー評価をよくチェックしてから購入するようにしましょう。

チェックすべき点は以下の通りです。

臭いはどうか?

とくに飲料用として使う場合、商品によっては「プラスチックの特有の臭いが強くて、飲料水を入れるとまずい」といったものもあります。

いざ使うときになって臭いが気になって飲めなくては元も子もありません。飲料水を入れるなら、素材の質に対する評価を確かめておきたいところです。

上の商品は売れていて比較的評価も高めなので、参考にしてくださいね。

菌の繁殖が気になるなら抗菌素材のものを

災害時にはウォータータンクを頻繁に洗えないので、タンク内部に雑菌が繁殖してしまう危険もあります。

洗って天日干しすればいいのですが、気になる方は菌の繁殖を防いでくれる抗菌素材のウォータータンクを選びましょう。

売れている商品が抗菌素材とは限らないので、下のように商品紹介に「抗菌」と明記されているものを選んでください。

水漏れに強いかどうか

折り畳んだ形状のままで保管しておいた場合、年数経過とともに折れた所に穴が空いて水漏れするという危険もあります。

使用するときにならないとわからないだけに、丈夫そうなものを選びたいですね。

スタンドが必要な場合もある

ちなみに、災害時にちょっとした台やテーブルがないと、地面に直置きしなければなりません。

その場合にはウォータータンクから水を入れるのに毎回持ち上げなければならなくなるので、スタンド(ジャグスタンド)も必要になります。

代用できるものがなければ、一台用意しておいてもいいかもしれません。

また、日常生活ではウォータータンクを使わないと考えがちですが、水道のホース代わりとして車の洗車に使っている人もいますから、まずは使って慣れてみてください。

備えあれば憂いなし。地震、台風での断水に備えて、大きめのウォータータンクは用意するようにしてくださいね。

 

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