いざというときの防災知識

1月18日は何の記念日?118番の日の海上保安庁イベントや通報方法

2020/12/17
 
海上保安庁巡視艇の画像
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過去最大の災害と呼ばれる天災が世界中で頻発しています。自分や家族を守るための減災知識や、いざというときに家庭でできる備えやグッズなど、評価の高いものから調べて掲載しています。なにかが起きるまえに、ぜひ準備してくださいね。

1月18日は何の記念日?118番の日の海上保安庁イベントや通報方法

1月18日は何の記念日でしょうか。1月18日は2010年12月に海上保安庁が定めた「118番の日」という記念日なんですね。そこで118番とはなにか、海上保安庁への通報方法や注意点、イベントなどを紹介します。

「118番」は海難事故や密輸・密航情報の通報のために、海上保安庁が2000年に導入した緊急通報用電話番号で、2010年12月に海上保安庁が記念日として定めています。

その理由は導入してからの年月が浅いせいか、同じ緊急通報用で使われている警察の110番、消防の119番よりも認知度が低いためのようです。

海上保安庁の救出訓練の画像

また、年間約2万件の通報のうち、「99%は間違い電話やいたずら、無言電話」という状態なので、認知度を高める狙いもあるようです。

現場では事件や救助で巡視船艇とやりとりしている時にも118番に対応しなければならず、関係のない電話で業務に支障を来すこともあるそうですから、注意したいですよね。

間違えて118番にかけてしまった時は、「間違いだったこと」を電話に出た職員に伝えたほうがいいようです。何も言わずに切ると、緊急通報であるかどうかを確認するために、折り返しの電話がかかってきます。

また、いたずら電話は業務妨害・軽犯罪法違反などの罪になります。絶対に軽い気持ちでかけるのはやめましょう。

海上保安庁へはどんなときに通報をするのか

海上保安庁のホームページによると、具体的には以下のようなケースで通報をしてほしいと呼びかけています。

・ 船舶の衝突や転覆、火災などの海難事故に遭った。または目撃した。
・ 油の排出等を発見した
・ 不審船を発見した
・ 密漁・密航・密輸事犯等の情報を得た
・ 漂流・漂着木造船を発見した

最初に紹介した海難事故も幅広く、ミニボートの転覆といったことから、磯場に釣り人が孤立しているとか、防波堤から海中に転落したという情報も含まれます。

118番で海上保安庁に通報するときの注意点

海上保安庁に通報するときは、落ち着いて正確に118番にダイヤルしてください。

電話をかけると「事件なのか、事故なのか」を聞かれますから、どちらかを答えてから「いつ」「どこで」「なにがあった」などを話しながら、職員の方の質問に答えるようにしましょう。

海上や海岸にいる場合には、あらかじめ注意点として心がけておきたい点があります。

防波堤にいる釣り人の画像

スマホのGPS機能をオンにしておく

通報するときに、海上保安庁の緊急通報位置情報通知システムで正確な位置を把握してもらえます。それによって、早期の現場到着につながります。

スマホは防水パックに入れてストラップで身につけておく

万が一、海に転落した場合、自分で通報できる利点があります。ライフジャケットの着用も必須です。

海上保安庁のイベントは本庁主催と管区別の開催がある

海上保安庁は東京に本庁があり、全国を11の海上保安管区に分けて海上保安業務を行っています。

第一管区の北海道から南に向かっていき、第十一管区が沖縄県になります。

それぞれの管区には管区海上保安本部があり、その下に海上保安部、海上保安署、航空基地、水路観測所、海上交通センターなどが設置されています。

イベントは本庁主催で開催される場合と、各管区ごとに開催される場合があります。

2020年は新型コロナウイルスの影響があったので、2019年の例を参考にして解説します。

人気イベント「海保フェア in 立川」とは

本庁のイベントは「118番の日」である1月18日にこだわらずに開催されていて、9月から11月に集中しています。

特別展示会、海上保安庁音楽隊が海上自衛隊の音楽隊とコラボするコンサート、東京湾大感謝祭(2020年はオンライン開催)、「海保フェア in 立川」などがあります。

とくに「海保フェア in 立川」は広く海上保安業務を理解してもらうためのイベントで、この数年は1,000人を超える来場がある人気のイベントです。

海上保安庁の巡視船の画像

灯台体験ツアーから化学実験、陸上自衛隊や東京消防庁のヘリコプター展示、ヘリコプターによる救助訓練、海上保安庁音楽隊によるコンサート、採用相談、写真展、制服試着など内容も濃くて楽しめます。

各管区ごとに開催されるイベントは?

各管区ごとに開催されるイベントは灯台の一般公開、体験航海、航空基地一般公開、夏休み職場見学会、採用相談、自衛隊や消防本部と連携しての制服着用体験などがあります。

各地のイベントはこちらで確認してみてくださいね。

海上保安庁ホームページ(体験航海、一般公開等、各地のイベント)

 

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